青色神官その２

　さて、初日のうちに簡単にでも動き始めよう。
　筆頭側仕えＡ(エー)に尋ねる。

シキコーザ「当面の私の仕事は、奉納と聖典の学習だけと理解している。」
側仕えＡ(エー)「はい。おっしゃる通りでございます。」
シキコーザ「神様の印が付いたお守りのようなものはないのだろうか？」
側仕えＡ(エー)「お守りでございますか？」
シキコーザ「うむ。魔力を込めて祈るためのものだ。過去に誰かが寄進して神殿に保管してあるということはないか？　いくつか身に付けておきたい神があるのだが。」
側仕えＡ(エー)「はい。それでしたらございます」
　なんという幸運。過去の信心厚い貴族たちが寄進してくれたそうだ。

　私が欲しがっているのは８つある。全属性になるためである。


	闇	闇の神
	光	助言の女神アンハルトゥング
	水	水の女神フリュートレーネ
	火	育成の神アーンヴァックス
	風	飛信の女神オルドシュネーリ
	土	土の女神ゲドゥルリーヒ
	命	命の神エーヴィリーベ
	命	貴族と支配の神エールオリジナル設定。既出。

　これだけ搔き集めて左手首にジャラッとぶら下げておいた。
　“お守りを肌身離さずに持って、お祈りをし引用元：Web版　第五部「領主候補生の初講義」”たことで、加護を得た前例があるからな。

　念のために言うと、貴族のための子供用魔術具は、実家においてある。神殿に持ち込むようなものではないから。

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選んだのは、
・生まれつきの属性の２大神。
・助言の女神と飛信の女神は、文官に望まれる神。
・育成の神と貴族の神は、魔力を増やして中級貴族にという願望。
・闇は、こだわりがないので、とりあえず大神に。